まずは、ファイル>新規作成>プロジェクトで新しいプロジェクトの作成します。作成するプロジェクトの種類はC#の欄にある「Windows フォーム アプリケーション」です。そうするとあっという間にフォームアプリのひな形が出来ます。
見た目を作っていく
最初から幾つかのファイルがありますが、基本的にはForm1.csを弄っていきます。Form1.csにもいくつか項目がありますが最初はForm1.cs[デザイン]を弄りましょう。ツールボックスからコントロール*1を選び、マウスでコントロールを好きな所に配置してビルドするだけで、アプリが作れます。
ですが大抵の場合ボタンのテキストを変えたい、背景色を設定したいなどのもっと詳細な設定が必要になってくると思います。そんなときはコントロールのプロパティを設定しましょう*2。例えばボタンのテキストを変更したい場合、Textプロパティの値を書き換えるだけで反映されます。
どこで実装されているか
コントロールの実装はForm1.Designer.csで行われています。例えばForm1.cs[デザイン]でボタンを設置したとした時の例です。
Form1.Designer.cs
namespace WindowsFormsApplication1 { partial class Form1 { //省略 #region Windows フォーム デザイナーで生成されたコード /// <summary> /// デザイナー サポートに必要なメソッドです。このメソッドの内容を /// コード エディターで変更しないでください。 /// </summary> private void InitializeComponent() { this.button1 = new System.Windows.Forms.Button(); this.SuspendLayout(); // // button1 // this.button1.Location = new System.Drawing.Point(105, 114); this.button1.Name = "button1"; this.button1.Size = new System.Drawing.Size(75, 23); this.button1.TabIndex = 0; this.button1.Text = "button1"; this.button1.UseVisualStyleBackColor = true; // // Form1 // this.AutoScaleDimensions = new System.Drawing.SizeF(6F, 12F); this.AutoScaleMode = System.Windows.Forms.AutoScaleMode.Font; this.ClientSize = new System.Drawing.Size(284, 262); this.Controls.Add(this.button1); this.Name = "Form1"; this.Text = "Form1"; this.ResumeLayout(false); } #endregion private System.Windows.Forms.Button button1; } }
コントロールが生成され、プロパティ値が設定されていますね。
ボタンでなにかしたい
各コントロールにはイベント*3というのが設定出来ます。例えばボタンをクリックしたとき「こんにちは!」とか表示されるダイアログを出したい場合です。プロパティを開き、雷マークをクリックすれば、イベント一覧が見れます。そこにあるClickイベントをダブルクリックすれば、Form1.csにイベントが自動生成されます。
あとは実装するだけです。
Form1.cs
//usingとか省略 namespace WindowsFormsApplication1 { public partial class Form1 : Form { public Form1() { InitializeComponent(); } //ボタンクリックイベント private void button1_Click(object sender, EventArgs e) { MessageBox.Show("こんにちは!", "dialog"); } } }
ボタンを押すと、ダイアログがでてきます。
ちょっとしたアプリならすぐに作れてしまいそうですね。ゲーム制作の補助ツール*4の制作にも使えないかなと考えてます。