ソリッドな絵をサクッと構築出来る、COLRがいい感じ

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ソリッドな絵、良いですよね。モバイルゲームとかでも、安くて美味い表現方法として多用されている様に感じます。

※安くて美味い点

  • ローポリで十分映えるので、リソースとなるモデルを調達するのが比較的楽
  • 表現のコストが高くないので、大抵のデバイスで動く
  • 一定のアート性がある

そんな、ソリッドな絵をサクッと構築出来るアセット、COLRがいい感じだったので、使い方も含めて紹介したいと思います。

導入方法

Skyboxの設定

まず初めに、新規のMaterialを作成後、MaterialのShaderを「Colr/Gradient Skybox」に変更します。

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次にLighting Settingsを開きます。バージョンによって場所が違ったりしますが、2018.2.xではメニューのWindow->Rendering->Lighting Settingsから開けます。

「Skybox Material」に先程作成したMaterialを設定することで、Skyboxが反映されます。

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マテリアルの設定

新規のMaterialを作成後、「Colr/Master Shader」か「Colr/Master Shader Local」を選択します。Localの有無による違いについてはドキュメントに記載が有りますが、下の図が分かりやすいです。

Localがオブジェクトに対して色を固定するのに対して、Worldの方はシーンに対して色を固定しています。

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Colr. Documentation | Dustyroom

Top ColorとBottom Colorで上から下にグラデーションする基本となる色を決めた後、color overrideから四方それぞれの面の色を上書きすることが出来ます。

上書きする色はグラディエーションに塗りつぶすことができれば、単色で塗り潰すことも可能です。

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作例として、COLRのアセットの中に幾つかマテリアルの設定例が有るので、そちらを参考にしてみるのも良いと思います。

作例

これはCOLRとVRSampleのフライトゲームを組み合わせて作った避けゲーです。SetPassCallsが10程度に収まっていてモバイルVRでも快適に動きます。

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