下書きからの復活記事、その2。若干加筆。
Super CloudBuilt
大空を駆け巡るパルクールアクション。トレーラーを観てビビッと来たら買い。
Super CloudBuiltというゲーム、幾多にも応用が可能なアクションを容認してて*1、それによって広がるルートをレベルデザインで調理してるところが恐ろしい…。一体どれだけ調整すれば、そんなことが可能なのか。
難易度はかなり高いけど、とても楽しい。こんなゲームが遊びたかった。
Ys VIII
久しぶりのファルコムゲー。
Steam版でプレイ中。リリース直後はクラッシュしまくってた影響でストアの評価が酷いことになってるけど、今は多数のfixが当たりプレイし得る環境になっている*2。
『イース』はファルコムの象徴だし、“体当たりの戦闘”はタイトルのアイコンなんですけれど、面白さの根本部分を考えているときに「『イース』は“プチプチ”なんだよ」と加藤に言われたのを思い出したんです。プチプチ的な夢中になれる部分の上にストーリーが乗れば、それが『イース』なんじゃないかと考えました。
【ゲームの企画書】激動のゲーム業界を“変わらないこと”で生き抜いてきた日本ファルコムのスゴさとは?【業界初、加藤会長×近藤社長対談】
以前読んだファルコムの記事でYsのコアはプチプチと言い表してたのが記憶に残ってるけど、確かにそのプチプチ部分が磨かれていてとても楽しい。
プチプチ感…あのプチプチを潰している感覚が確かにこのゲームにはある。フラッシュガードなどのカウンターが成功したとき、フィールド上のマテリアル採集など、何回も繰り返すプレイヤーにとっての報酬が最高に心地の良い体験になっている。どういったゲームが気持ち良いんだろうって考えたときに、自分の中の物差しとしてYs8はずっと残り続けると思う。
リコッタちゃんかわいい
ムラサキ劍
シンプルで楽しい爆発パズル物理アクションゲーム
MusMusさんの曲に、カタテマ十八番の連鎖ゲーが相乗して、遊んでるだけで気持ちの良いSTG…というよりアクション。
ゲーム性は似て非なるけど、東方が好きだった人はムラサキも好きでは無いかなーと思ったり。
(唐突にムラサキを讃え始める)ムラサキってゲームは冷静に見つめ直すと…滅茶苦茶凄い。ムラサキでは、弾幕だったり敵をやり過ごす手段として、同色のブロックを連鎖させて起爆するといったことを繰り返すことになる。ブロックは時間経過でポップするので、常に起爆させていたら沢山連鎖させることが出来ない。なのでより多く敵や弾幕を消すというリターンを得ようとしたら敵の攻撃に耐えるリスクを負う必要がある。加えてボス戦のときに限られるが、画面を覆う敵の弾幕というリスクを爆発に巻き込むことで攻撃というリターンに変換出来るのがやばい。沢山のブロックを連鎖させたときのカタルシスが最大になるように、設計されている。また、物理パズルから生まれる揺らぎによって、STGという遊びが固定化されがちなジャンルとの差別化ができてる。STGってジャンルがどれだけ遊びの幅が狭いことと闘ってきたかということを考えたら、ムラサキのこれは発明といって過言ではなくて。
きのこたけのこ戦争・IF
1年前ぐらいに放置してたセーブデータがあったので、そこから再開。
きのたけ凄いって思うのが、どう考えても色々ネタを詰め込み過ぎでは…って闇鍋状態なのに、それでいて均衡が取れてる…。自分には絶対に作れないタイプのゲーム。
ヴァーレントゥーガ(以下VT)の拡張シナリオには定期的に時間を吸われてるんだけど、VT好きな理由ってやっぱり光栄のSLGに育てられたからかなぁと思う。個々の武将が活躍して、それを追体験するプラットフォーマーとしてVTは最適。
Kingdom: New Lands
ストラテジーゲームって、結構重たいゲームだと感じる。ターンが進んでいって、やること増えていって、半日費やしたけどまだ数ターンしか、進められていない…みたいな(それも楽しいけど)。そもそもボタンとか沢山あって、最初の学習コストが非常に高い。
Kingdomはそこらへんを上手く解決してる。大概のストラテジーゲームって神の視点から操作するけど、Kingdomは普通にプレイアブルなプレイヤーを操る。当然見える範囲でしか事態を把握出来ずに、手の届く範囲でしか開発を行うことが出来ない。やれることも手持ちのコインを使って、施設を開発したりするぐらい。プレイヤーが干渉出来る範囲が限られてる。
けど遊んでる感覚としては4X*3をしっかりやっていると感じる。ステージが進んでいくごとに見たことないオブジェが存在して、効果が分かんないけどとりあえずコイン入れてみようかってなったり、領地を何処まで伸ばすか考えたり、手持ちのコインで何を開発するか悩んだり、騎士を率いて敵の砦を破壊しにいったり…。
UIが最小限に削られているってのも、面白いなぁって思った。鮮鋭なドット絵を余すことなく表現出来てる。
あとは、徐々に王国が崩れていく哀愁感はこのゲームならではの味わいかも…。