食パンになってみた


I am Bread…。そう、このタイトルに全くの偽りは無い。このゲームではあなたは食パンになれるのだ。


I am Bread - Gameplay Video - YouTube
ゲームのPVを見てみると、自由自在に動きまわる食パンの姿がある。嗚呼、なんて楽しそうな馬鹿ゲーなんだろう、よし私も食パンになるんだ、食パンになって自由に暴れまくるんだ。

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食パン生活が始まる…

そうしてプレイしてみたのは良いが早速挫けそうになる。そうなのだ、食パンになるということは簡単では無い。食パンの操作の難しさは実際にプレイしてみないと分からないが、PVから見ても分かるようにゲームパッドでプレイする場合、4つのボタンで足場を固定してからアナログスティックで動く向きを伝えるという非常に直感的では無い操作性となっている。次第に食パンとのシンクロ率が上がって操作に慣れれば楽しくなってくるのだが、それまでは自分の思い通りに動かない食パンにイライラしてしまうかもしれない。しかしそれも食パンになるための試練なのだ。

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うっかり床に落ちてしまった、もう助かりそうはない

私達は食パンなのだ、そう食パンであるからには、食品であるという自覚を持たなければならない。不用意に汚いもの、例えば床や食べ残しなどに触れると食品としての価値が下がってしまう。そもそも床でなくても壁とか机の上とか、つまりは皿の上以外の場所ならば十分汚いだろう…と思ってしまうのだが、そこはセーフらしい。

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焼ければ手段は何でもいいのさ!

食パンであるということは、美味しく食べてもらうため焼かれなくてはならない。最初のステージにはトースターがあるのだが、次のステージにはそれらしきものが無い。どうしたものかと小一時間程部屋の中を何度も食品としての死を迎えながら彷徨っていたのだが、ふとストーブらしきものに目が行った。食パンだからと言ってトースターに固執してはならない、どんな手段を使ってでも自らを焼いては食パンという食べ物として完成された状態にならなければならないのだ。

というわけで10$で食パンになれるI am Bread、現在アーリーアクセスですがSteamにて販売されてます。今後の食パンの進化に期待ですね。